武田科学振興財団について
設立の経緯
公益財団法人武田科学振興財団は、「科学技術の研究を助成振興し、科学技術思想の普及を図り、もって我が国の科学技術及び文化の向上発展に寄与する」ことを目的とし、武田薬品工業株式会社からの寄附を基金として1963 年に設立された。
当財団は、五代武田長兵衞氏の発意を受けて、1954 年六代武田長兵衞氏により始められた「武田医学賞」褒賞事業の継承に加え、科学技術に関係のある研究機関及び研究者に対する奨励金の贈呈、外国人留学者に対する研究の助成を主な事業としてきた。
その後1978 年に、図書資料館として「杏雨書屋」を開設し、武田薬品工業株式会社並びに武田家から寄贈された国宝、重要文化財を含む本草医書等の資料の永久保存と、研究者への利用の便を図る事業も併せ行うようになった。