研究助成
2021年度 武田報彰医学研究助成
加齢に伴う消化器組織のエピゲノム・代謝異常の理解
研究題目 | 加齢に伴う消化器組織のエピゲノム・代謝異常の理解 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 武田報彰医学研究助成 |
所属 | 学校法人慶應義塾 慶應義塾大学医学部 |
氏名 | 佐藤 俊朗 |
キーワード | オルガノイド / Wnt / 消化器がん / 幹細胞 / エピゲノム |
研究結果概要 | 佐藤らは、オルガノイド技術とゲノム編集、代謝解析を駆使して、ヒト組織細胞のゲノム変異やエピゲノム変化が組織の恒常性や疾患発症にどのように寄与するかを研究した。消化器疾患組織から樹立した患者由来オルガノイドの解析により、加齢と共に細胞が別の臓器の細胞に似た遺伝子発現プロファイルを示すことが明らかにされた。これはエピゲノム変化による細胞のアイデンティティの変化と考えられ、膵がんオルガノイドの解析では、がんの悪性度と相関して特定の転写因子の活性変化が観察された。また、KDM6AとWntシグナルが膵臓がんの悪性度に影響を与えることが示され、低酸素環境がWntシグナル非依存性増殖に寄与することも実証された。さらに、同様なメカニズムが内分泌細胞がんや肺がんにおいても存在することが示唆された。これらの成果により、腫瘍環境がエピゲノム変容を誘導し、組織形態と増殖因子依存性を変化させるメカニズムの一端が解明された。組織環境と細胞のアイデンティティの維持と変容のメカニズムは様々な疾患発症を説明しうるため、今後のさらなる研究進展が期待される。 |
公表論文 |
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