研究助成
2021年度 生命科学研究助成
染色体末端領域サブテロメアを介した様々な生命現象の制御機構の解明
研究題目 | 染色体末端領域サブテロメアを介した様々な生命現象の制御機構の解明 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 生命科学研究助成 |
所属 | 東京大学 大学院総合文化研究科 |
氏名 | 加納 純子 |
キーワード | 染色体 / サブテロメア / 進化 / クロマチン |
研究結果概要 | 真核生物の線状染色体末端には、テロメアと呼ばれるドメインが存在し、生命維持に必須の役割を果たしている。テロメアに隣接してサブテロメアと呼ばれるドメインがある。我々はこれまでに、サブテロメアがゲノム進化のホットスポットであり、特殊な凝縮クロマチン構造を形成することを明らかにした。本研究では、実験室内でゲノム進化の再現実験を行い、どのような環境因子や遺伝子がゲノム進化に重要なのかを探っている。さらに、サブテロメア特異的なクロマチン構造形成に複数のヒストン修飾が重要であることを明らかにした。さらに、サブテロメアと隣接するユークロマチンの境界形成のメカニズムについても解析した。 |
公表論文 | Subtelomeres: hotspots of genome variation. Genes Genet Syst. 98: 155-160, 2023. Roles of Specialized Chromatin and DNA Structures at Subtelomeres in Schizosaccharomyces pombe. Biomolecules 13: 810, 2023. |
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