研究助成
2021年度 医学系研究助成(基礎)
歯周炎による糖尿病性腎臓病増悪における糸球体H-PGDS の役割の解明
研究題目 | 歯周炎による糖尿病性腎臓病増悪における糸球体H-PGDS の役割の解明 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 九州大学大学院歯学研究院 口腔機能修復学講座歯周病学分野 |
氏名 | 新城 尊徳 |
キーワード | 歯周炎 / 糖尿病性腎症 / HPGDS / PGD2 |
研究結果概要 | KK-Ayマウスを用いた実験により、上顎第2臼歯への6-0絹糸結紮による実験的歯周炎を3週間維持することで、尿アルブミン-クレアチニン比(UACR)、糸球体の面積・メサンギアル領域・線維化領域・CD68陽性細胞検出数が有意に増大した。RNA-seqより、これに関わる因子としてHPGDSを同定し、KK-AyマウスへのHPGDS阻害剤投与によって、実験的歯周炎による腎症の増悪が回避された。また、細胞実験よりメサンギウム細胞が高血糖や炎症刺激でHPGDS発現の増大が見られることを見出し、HPGDSの合成産物PGD2はメサンギウム細胞のコラーゲン産生を亢進するとともに、血管内皮細胞のタイトジャンクション関連因子の発現を抑制し、腎症の増悪にそれぞれ寄与することが示唆された。 |
公表論文 | 投稿中 |
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