研究助成
2021年度 医学系研究助成(感染領域)
CRISPRiを用いたゲノム編集口腔ベイオネラ株による新規歯周病予防法の確立
研究題目 | CRISPRiを用いたゲノム編集口腔ベイオネラ株による新規歯周病予防法の確立 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(感染領域) |
所属 | 奥羽大学 歯学部口腔病態解析制御学講座口腔感染免疫学分野 |
氏名 | 眞島 いづみ |
キーワード | 口腔Veillonella / 新規歯周病予防法の開発 / フルクトース / エネルギー代謝経路 / メタボローム解析 |
研究結果概要 | 新規歯周病予防法確立のための当該ゲノム編集株の作製、開発にあたり、先ず口腔ベイオネラ(Veillonella)のエネルギー代謝マップの作製を進めた。本マップ作製では、これまでの遺伝学的解析により保存されていることが明らかになったフルクトース代謝経路を、培養試験とメタボローム解析、終末代謝産物解析によって実際に機能していることを初めて明らかにした。さらに、フルクトースが口腔ベイオネラのライフスパンを延長させる作用を持つことを発見した。また、フルクトース代謝経路が最も稼働する口腔ベイオネラの培養条件の確立にも成功した。 さらに最適なゲノム編集候補株選定のため、口腔ベイオネラ全8菌種の臨床分離株及び標準株の性状精査に加え、ヒト口腔由来ベイオネラ未同定株の系統分類を進めた。既報菌種には属さない未同定10株のスクリーニングを複数のhousekeeping遺伝子の塩基配列および系統樹解析により行った。その結果、未同定10株のうち7株がベイオネラ属新菌種である可能性が示唆された。またこれら7株のうち1株に関しては、生化学的性状検査、全ゲノム解析結果等を追加して近日中に新菌種として提唱する。 |
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