研究助成
2021年度 医学系研究助成(基礎)
マウス初期胚発生のオルガネラネットワークにおけるペルオキシソームの時空間的機能解析
研究題目 | マウス初期胚発生のオルガネラネットワークにおけるペルオキシソームの時空間的機能解析 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 順天堂大学 大学院医学研究科 |
氏名 | 杉浦 歩 |
キーワード | ペルオキシソーム / オルガネラ / 初期胚発生 |
研究結果概要 | ペルオキシソームは脂肪酸の酸化や過酸化水素の除去などを担う細胞内代謝の中心的なオルガネラである。その機能は動態や他のオルガネラとの相互作用などによっても制御されているが、初期胚の発生過程における動態や機能についてはほとんど未知のままである。本研究課題ではマウス初期胚(受精〜胚盤胞)を解析モデルとし、各時期におけるペルオキシソームを中心としたオルガネラネットワークを細胞生物学的、生化学的に解析し、マウス初期胚発生のオルガネラネットワークにおけるペルオキシソームの時空間的機能の解明を目指した。免疫蛍光染色やライブセルイメージングの結果より、受精から胚盤胞の発生過程で、ペルオキシソームはクラスター化、分解、増殖と劇的な動態変化を示すことが観察された。分解については制御因子のペルオキシソームへの集積や阻害剤による実験からオートファジー経路であることが明らかとなった。また、ペルオキシソーム以外のオルガネラについて調べたところ、ペルオキシソームクラスターは複数種のオルガネラが含まれたヘテロな構造となっていた。これらの結果より初期胚の発生過程と連動したオルガネラネットワークの動態が明らかとなった。 |
公表論文 |
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