研究助成
2021年度 医学系研究助成(臨床)
ES細胞を用いたヒルシュスプルング病の病態解明と革新的細胞治療法の開発
研究題目 | ES細胞を用いたヒルシュスプルング病の病態解明と革新的細胞治療法の開発 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 順天堂大学 小児外科学講座 |
氏名 | 藤原 なほ |
キーワード | ヒルシュスプルング病 / 腸管神経 / ES細胞 / 再生医療 |
研究結果概要 | 本大学動物モデルセンター多田の技術的指導の下でSOX10-VENUSトランスジェニックマウスES細胞(SV-mES)の樹立を行うことに成功した。その後フィーダーレス化をはかり、増産し凍結保存をした。腸管神経前駆細胞への分化誘導を開始。作成したSV-mES細胞を特定のサイトカイン・増殖因子(bFGF、EGF)を含む無血清培地にて培養開始し、EB(胚葉体)をハンギングドロップ法で作成。EB細胞を分化培地で培養開始すると3日目から蛍光顕微鏡下でVenus陽性細胞が確認された。リアルタイムRT-PCRでもSOX10の発現を確認。さらにFACSでVenus陽性のみを回収し、より効率的に神経前駆細胞への分化を図るが、生存率が悪くその後の分化誘導まで進まなかった。今度は浮遊培養での神経前駆細胞への誘導を試行予定である。 我々は、本研究期間に基盤となる新規マウスES細胞の樹立に成功し、神経前駆細胞への分化誘導方法確立のための実験系が構築された。今後は効率的な分化誘導方法の検証と、in vivo移植実験をおこない、実際の移植細胞の生着・分化傾向について解析する予定である。 |
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