研究助成
2021年度 医学系研究助成(臨床)
冠動脈壁のコラーゲンリモデリングをイメージング標的とするvulnerable plaque新規診断法の開発と臨床応用
研究題目 | 冠動脈壁のコラーゲンリモデリングをイメージング標的とするvulnerable plaque新規診断法の開発と臨床応用 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 大阪公立大学大学院医学研究科 循環器内科学 |
氏名 | 大塚 憲一郎 |
キーワード | 動脈硬化 / 心筋梗塞 / 細胞外マトリックス / 血管内イメージング / コラーゲン |
研究結果概要 | 本研究は、冠動脈プラークのコラーゲンリモデリングを介した不安定化機序を解明し、vulnerable plaqueを標的とする新規血管内イメージング技術の臨床応用を目指し研究を行なった。生体内冠動脈を観察する、カテーテル型偏光測定光干渉断層法(optical coherence tomography , OCT-polarimetry)を開発した。従来型イメージングカテーテルと接続できるコンソールを大阪公立大学医学部附属病院に設置し、冠動脈疾患を対象とした臨床研究に着手した。急性の冠動脈内血栓を可視化した世界初の画像診断所見をEuropean Heart Journal誌に報告した(Eur Heart J. 2023;45:145)。急性冠症候群の治癒性プラークは、慢性冠症候群と比較して、有意に低い複屈折を有することが明らかとなった。さらに、これらの新生内膜の容積は、急性冠症候群で有意に大きく、発症前に急速進展したことが考えられた。本研究成果は、プラーク破綻に引き続きおこる血栓形成の自然治癒や治癒不全のメカニズム解明に寄与するものと考えられる。 |
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