研究助成
2021年度 医学系研究助成(基礎)
重症先天性好中球減少症の新規責任遺伝子の探索
研究題目 | 重症先天性好中球減少症の新規責任遺伝子の探索 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 秋田大学 大学院医学系研究科 |
氏名 | 立松 恵 |
キーワード | タンパク質分泌経路 / 膜輸送 |
研究結果概要 | 本研究では、重症先天性好中球減少症 (SCN) の新たな責任遺伝子を同定することを目的とし、骨髄系細胞におけるタンパク質分泌経路において重要な機能をもつ新規分子の探索を行った。 SCNは、好中球分化障害により成熟好中球が不足し、乳幼児期より重篤な感染症を繰り返す遺伝性疾患である。SCNの原因としては、これまでに複数の責任遺伝子が報告されたが、患者の20%以上ではその原因となる遺伝子変異はわかっていない。SCNの発症機序は不明な点が多いものの、少なくとも一部はタンパク質分泌経路の異常が関与すると考えられている。慢性骨髄性白血病細胞株であるKBM7を用いたゲノムワイドノックアウトスクリーニングを行い、骨髄系細胞においてタンパク質分泌経路に関与すると考えられる遺伝子群を見出した。それらの候補のうち、小胞体やゴルジ体に局在する分子についてRUSHシステムを用いて経時的に膜輸送を観察し、タンパク質分泌に関与する可能性のある分子を同定した。SCN患者におけるこれらの遺伝子の変異について解析することで発症機序の解明へつながることが期待される。 |
公表論文 | Dysfunction of type 1 and type 2 immune cells: a lesson from exhausted-like ILC2s and their activation-induced cell death., International Immunology, dxae032, Published: 24 May 2024 |
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