研究助成
2021年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
ER陽性HER2陰性乳癌のセンチネルリンパ節転移関連microRNA発現解析に基づく再発予後予測への応用とその役割の解明
研究題目 | ER陽性HER2陰性乳癌のセンチネルリンパ節転移関連microRNA発現解析に基づく再発予後予測への応用とその役割の解明 |
---|---|
年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(がん領域(臨床)) |
所属 | 大阪大学大学院医学系研究科 乳腺内分泌外科 |
氏名 | 三宅 智博 |
キーワード | 乳癌 / センチネルリンパ節転移 / microRNA |
研究結果概要 | 【目的】非手術的な方法でセンチネルリンパ節(SLN)転移を予測する方法を開発するため、針生検検体を用いたSLN転移関連miRNAの同定を目指した。 【方法】ER陽性HER2陰性乳癌患者110例を対象とした。針生検のパラフィン包埋切片を用いて、腫瘍部のTotal RNAを抽出した。Microarrayを用いた網羅的なmiRNA発現解析、あるいはdroplet digital PCR(ddPCR)による単一のmiRNA発現解析を行った。SLN転移は、病理学的あるいはOSNA法を用いて評価した。さらに、OSNA法の残余検体を用いて、SLN内部のmiRNA発現をddPCR法で解析した。 【結果】10症例の針生検検体を用いたmiRNA microarrayによって、SLN転移と強く関連するmiR-AとmiR-Bを同定した。計100例を対象にddPCRを行った結果、miR-AのみSLN転移陽性群で有意に高発現していた。SLN内部の転移腫瘍量とmiR-Aとの間にも正の相関を認めた。 【結論】針生検検体を用いたmiRNA発現に基づく乳癌SLN転移予測の候補マーカーとして、miR-Aが同定された。 |
公表論文 |
-
研究助成対象者
データベース -
応募方法に
ついて -
初めての方はこちら
マイページを
取得する -
既にマイページを取得済みの方はこちら
マイページへ
ログイン
応募申請はマイページからお願いします。