研究助成
2021年度 医学系研究助成(がん領域(基礎))
慢性骨髄性白血病(CML)治癒を目指したCML幹細胞をターゲットとした新規DNAメチル化阻害剤併用治療戦略
研究題目 | 慢性骨髄性白血病(CML)治癒を目指したCML幹細胞をターゲットとした新規DNAメチル化阻害剤併用治療戦略 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(がん領域(基礎)) |
所属 | 広島大学 原爆放射線医科学研究所 血液腫瘍内科 |
氏名 | 嬉野 博志 |
キーワード | 慢性骨髄性白血病 / チロシンキナーゼ阻害剤 / DNAメチル化阻害剤 / 白血病幹細胞 / OR2100 |
研究結果概要 | 慢性骨髄性白血病(CML)の治癒を目指し白血病幹細胞制御を目指す。標準治療薬であるチロシンキナーゼ阻害剤と新規開発中のDNAメチル化阻害剤であるOR2100とを併用するとLTXなどのTumor suppressor geneの発現を亢進させ、より抗腫瘍効果が高まる(寛解の増加)。そしてBCR-ABLトランスジェニックマウスにおいては、白血病幹細胞分画であるLi-/Sca-1+/c-kit+(LSK)を減少させることができ、2次移植効率の低下を示すことができた。これにより白血病幹細胞の減少を示すことができた。以上のことより、OR2100とチロシンキナーゼ阻害剤の併用は、CMLの寛解率の増加とチロシンキナーゼ阻害剤中止後の再発を減少させることができ、より多くの人を治癒に持っていくことができることが期待される。 |
公表論文 | 1. Targeting DNMT1 by demethylating agent OR-2100 increases tyrosine kinase inhibitors-sensitivity and depletes leukemic stem cells in chronic myeloid leukemia.Cancer Lett. 2022 Feb 1;526:273-283 2. Combination of a New Oral Demethylating Agent, OR2100, and Venetoclax for Treatment of Acute Myeloid Leukemia. Cancer Res Commun. 2023 Feb 21;3(2):297-308. |
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