研究助成
2021年度 医学系研究助成(感染領域)
肺非結核性抗酸菌症の治療効果を予測する全血液細胞の遺伝子発現プロファイリング
研究題目 | 肺非結核性抗酸菌症の治療効果を予測する全血液細胞の遺伝子発現プロファイリング |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(感染領域) |
所属 | 筑波大学医学医療系 呼吸器内科 |
氏名 | 松山 政史 |
キーワード | 全血液細胞 / RNA-seq / NETs / S100A8/A9/A12 |
研究結果概要 | 「肺非結核性抗酸菌症の治療効果を予測する全血液細胞の遺伝子発現プロファイリング」では、新規に多剤併用療法(CAM/AZM+EB+RFP)が開始される肺MAC症患者において、本治療の影響を血液中の免疫細胞の宿主応答の観点から明らかにすることが目的であった。肺MAC症患者の全血液細胞に対して、治療前と治療1か月後にRNA-seqによる網羅的遺伝子発現解析を実施したところ、好中球性炎症を抑制する働きを有するとされる、CAM/AZMの好中球性炎症への抑制効果は強くないことが明らかにされた。一方、好中球関連の遺伝子発現が高いことと、本症の重症度(BACSスコア高値、喀痰培養陽性例、Monocyte-to-lymphocyte ratio [MLR]高値)に関連があることが明らかにされた。特に、NETsに関わるS100A8/A9/A12遺伝子の重要性が明らかにされた。 |
公表論文 |
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