研究助成
2021年度 医学系研究助成(基礎)
シングルセル発現解析によるハンナ型間質性膀胱炎の病態解明
研究題目 | シングルセル発現解析によるハンナ型間質性膀胱炎の病態解明 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 東京慈恵会医科大学 泌尿器科学講座 |
氏名 | 占部 文彦 |
キーワード | 間質性膀胱炎 / シングルセル発現解析 |
研究結果概要 | 【目的】間質性膀胱炎の病態解明と新規治療標的の同定および、将来的なバイオマーカーの創出につなげることを目的とし、間質性膀胱炎治療に貢献することを目指した。 【方法】ハンナ型間質性膀胱炎 6症例(ハンナ病変 6検体および同一症例の非ハンナ病変 3検体)と正常膀胱 4検体を用いて、scRNA-seq解析を行った。scRNA-seqは10x Genomics社のキットを使用し、NGSライブラリを作成した。Cell Rangerを使用しdata mappingを行い、Seurat Rパッケージを用いて解析を実施した。 【結果】計84,676細胞の遺伝子発現をプロファイルし、UMAPで可視化したところ、32種類のクラスターを同定した。その内訳は、NK細胞や好中球などの23種類の免疫細胞クラスター、線維芽細胞や平滑筋細胞などの5種類の間質細胞、2種類の上皮細胞クラスター、また2種類の内皮細胞クラスターであった。特に線維芽細胞はinflammatory fibroblastとmyofibroblastに分けれて分化していくような分化系譜予測結果が得られた。 |
公表論文 | なし |
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