研究助成
2021年度 医学系研究助成(臨床)
凝固・補体遺伝子解析による敗血症性播種性血管内凝固症候群と血栓性微小血管症併存病態解明研究
研究題目 | 凝固・補体遺伝子解析による敗血症性播種性血管内凝固症候群と血栓性微小血管症併存病態解明研究 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 北海道大学大学院医学研究院 侵襲制御医学分野救急医学教室 |
氏名 | 和田 剛志 |
キーワード | 播種性血管内凝固症候群 / 血栓性微小血管症 / 遺伝子異常 / 鑑別疾患 |
研究結果概要 | COVID-19パンデミックの影響で当院の診療体制や来院患者の疾患構造に変化が生じ、1例の該当症例組み入れにとどまった。同症例の遺伝子解析では遺伝子異常は確認されなかった。 申請課題の主題の検討は予定通り進めることができなかったが、播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation: DIC)と血栓性微小血管症(Thrombotic Microangiopathy: TMA) の基礎疾患として重要な敗血症にみられる血小板減少症をきたす疾患を概説した上で、敗血症における血小板減少症における新たな診療フローを提示する総説を執筆した。このフローはこれまでの診療フローにはない以下3点の新規性を有する。 ・DICとTMAの同時評価 ・臨床的時間軸のあるTMA診断 ・特異的治療法の記載 TMAの疫学データは十分ではない。この診療フローの使用はDIC/TMA症例の適切な診断と治療による予後改善、およびTMAの疫学エビデンスの集積にも貢献することが期待される。 本総説は間もなく英文誌に公表される見込みである。 |
公表論文 |
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