研究助成
2021年度 医学系研究助成(臨床)
多階層オミックスと人工知能解析による難治性ぶどう膜炎に関連したバイオマーカーの探索と新規治療法の開発
研究題目 | 多階層オミックスと人工知能解析による難治性ぶどう膜炎に関連したバイオマーカーの探索と新規治療法の開発 |
---|---|
年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 東京医科大学 眼科学分野 |
氏名 | 臼井 嘉彦 |
キーワード | ぶどう膜炎 / 人工知能 / オミックス / バイオマーカー |
研究結果概要 | 17種類の炎症性眼疾患512名において、前房水中の28種類の免疫液性因子を解析することで、5種類の機械学習を用いて診断予測のアルゴリズムを作成することに成功した。オミックス解析においては、世界に先駆けて人工知能解析と融合させ、様々な眼炎症性疾患を亜病態分類に成功し、診断バイオマーカーの発見のみならず、視力予後や生命予後の推定に特徴的な新規バイオマーカーと治療との関係を解析してきた。主要な機械学習を用いて、疾患予測のアルゴリズムを作成し、俯瞰的な解析から、今まで報告のないバイオマーカーや、思いもよらない新しい経路を見出した。そして、代謝物の側面からみても、新たな代謝物がぶどう膜炎の発生に重要な表現型をしめすだけでなく、エピゲノムや遺伝子、タンパク質やリン脂質のシグナル伝達系を制御するフィードバックループを形成することがわかった。また、次世代シークエンサー、高感度質量分析、DNAマイクロアレイなどを駆使し、遺伝子、蛋白、代謝物などデータを網羅的にオミックス解析し、人工知能で解析することでその中から重要なバイオマーカーを見出し、眼炎症性疾患の新しい診断マーカーを開発した。 |
公表論文 |
-
研究助成対象者
データベース -
応募方法に
ついて -
初めての方はこちら
マイページを
取得する -
既にマイページを取得済みの方はこちら
マイページへ
ログイン
応募申請はマイページからお願いします。