研究助成
2021年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
神経免疫機構におけるミエロイド系細胞のオートファジーの役割
研究題目 | 神経免疫機構におけるミエロイド系細胞のオートファジーの役割 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
所属 | 山梨大学 麻酔科学教室 |
氏名 | 古藤田 眞和 |
キーワード | ミエロイド細胞 / オートファジー / 炎症性疼痛 / 神経免疫機構 |
研究結果概要 | ミエロイド系細胞においてオートファジーを欠損したマウス(Atg5f/f LysMCre)およびコントロールマウス(Atg5f/f)を作製し、炎症性疼痛モデルにおけるミエロイド細胞のオートファジーの役割を検証した。 ミエロイド細胞のオートファジーを欠損したマウスでは、組織炎症と疼痛の遷延が認められた。 このことは同機構が炎症と疼痛の発生過程において保護的役割を有すことを示している。マクロファージの浸潤および炎症性メディエーター(IL-1β・CCL2)の発現が亢進していた。オートファジーを欠損したマクロファージは組織障害型(M1型)優位になることが報告されており、本研究の結果と一致する。炎症部位においてCGRPの発現には両群で差はなかったが、急性炎症・急性疼痛においては、神経終末からのCGRP産生応答にはミエロイド細胞のオートファジー不全による有意な影響はないと考えられた。 |
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