研究助成
2021年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
肺組織微小環境が肺がん術後の再発に及ぼす影響
研究題目 | 肺組織微小環境が肺がん術後の再発に及ぼす影響 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(がん領域(臨床)) |
所属 | 宮崎大学 外科学講座呼吸器乳腺外科 |
氏名 | 前田 亮 |
キーワード | 間質性肺炎 / 肺がん / 微小環境 / 抗線維化薬 / 再発 |
研究結果概要 | 本研究では、IP(間質性肺炎)の肺の組織微小環境が、肺がんの肺転移巣の形成を促進させるかという仮説をマウスモデルで検証し、肺がんの術後に、IPに対する治療薬を用いて肺組織微小環境を制御することで、肺転移による再発を抑制することができるのかを検証することが目的であった。 ブレオマイシン誘導性間質性肺炎マウスモデル(ブレオマイシン投与後14日目)にマウス肺がん細胞株Lewis lung carcinoma cell (LLC) を尾静注し、尾静注14日目に形成された肺転移巣を評価した。ブレオマイシン誘導性間質性肺炎マウスモデルに形成された肺転移巣は、コントロールマウスと比較し、有意に肺転移巣の数が増加し、そのサイズも大きかった)。 次に抗線維化薬投与により間質性肺炎を制御することで、肺癌の肺転移巣の形成を抑制することができるのかを検証した。ブレオマイシンで間質性肺炎を惹起させ、間質性肺炎に対する治療薬であるピルフェニドンを投与し間質性肺炎を制御したところ、肺癌の肺転移巣の形成は有意に抑制された。 |
公表論文 |
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