研究助成
2021年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
原因因子、危険因子を基にしたアルツハイマー病の病態解明、治療薬開発
研究題目 | 原因因子、危険因子を基にしたアルツハイマー病の病態解明、治療薬開発 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
所属 | 国立長寿医療研究センター 分子基盤研究部 |
氏名 | 篠原 充 |
キーワード | アルツハイマー病 / 危険因子 / 保護因子 |
研究結果概要 | 本研究では、アルツハイマー病(AD)の原因とされるAβやタウとともに、危険因子であるAPOE遺伝子に着目し、臨床サンプル、臨床病理データ、動物モデル、細胞モデルなどを用いて、病態解明や治療薬開発を目指した。特に、(1)領域分布データを基にしたAβとタウの蓄積機序の解明、(2)家族性のアルツハイマー病変異にも有効なAβ産生阻害剤の開発、(3)APOEに着目したAD治療薬の開発、を研究の柱とした。(1)については、着実に研究を進めることができたが、動物実験での検証は時間がかかることもあり、期間内に研究を終わらせることができなかった。(2)については、20万化合物のスクリーニングを行ったが、最終的に化合物を同定するには至らなかった。(3)については、興味深い動物実験での結果を得ることができている。頓挫した研究もあったが、全体的には上手く結果は出ており、現在も研究を進めることができている。またサブテーマとして進めた研究について論文発表することができた(添付ファイル)。 |
公表論文 | APOE genotypes modify the obesity paradox in dementia, J Neurol Neurosurg Psychiatry 2023;94:670–680 |
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