研究助成
2021年度 医学系研究助成(基礎)
エクソソームを用いたオートファジーモニタリング方法の開発
研究題目 | エクソソームを用いたオートファジーモニタリング方法の開発 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 大阪大学 大学院医学系研究科 生化学・分子生物学講座 遺伝学 |
氏名 | 南 聡 |
キーワード | オートファジー / モニタリング / エクソソーム / 腎臓 |
研究結果概要 | 近年オートファジー創薬が期待されているが臨床応用には至っていない。オートファジーの進行は前期と後期の二段階からなるが、申請者は自身の研究からその創薬応用に際し各障害段階に応じた介入を行うことが肝要であると結論づけた。そこで本研究では個々の患者で尿中エクソソームを用いることによる腎オートファジーの各段階の活性を評価する手法の確立を目的として研究を開始した。 まず申請者がすでに樹立していたオートファジー可視化培養腎尿細管細胞に対してオートファジー前期・後期段階それぞれの遺伝子のノックダウンや前期・後期段階を活性化・阻害する環境刺激を行った後に、培養液からエクソソームを単離・精製後、タンパク発現解析を行ったところ、オートファジー各段階の活性と相関するマーカー候補因子が数多く同定された。現在、これらの因子のうち最もオートファジー各段階の活性を精密に反映する因子の同定を目指し研究を進めている。将来的にオートファジーの各段階の活性と相関する因子が同定できれば、その迅速かつ精密な測定系をELISA法を応用することにより構築する予定である。 |
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