研究助成
2021年度 医学系研究助成(臨床)
関節リウマチにおけるRNA結合タンパクMusashiの関節滑膜増生・炎症・骨破壊の制御機構の解明
研究題目 | 関節リウマチにおけるRNA結合タンパクMusashiの関節滑膜増生・炎症・骨破壊の制御機構の解明 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 九州大学病院 整形外科 |
氏名 | 藤原 稔史 |
キーワード | 関節リウマチ / Musashi / Notchシグナル |
研究結果概要 | 関節リウマチ(RA)は自己免疫異常で炎症性サイトカインのtumor necrosis factor α(TNFα)やinterleukin 6(IL6)産生が活性化し、滑膜増殖と炎症細胞浸潤で骨と関節を破壊する。関節滑膜にある線維芽細胞様滑膜細胞(FLS)は炎症を増殖し、FLS量と疾患活動性は相関するため、FLSの分化・生存・増殖制御が重要である。細胞の分化・生存・増殖に必須シグナルのNotchシグナルはRA滑膜にも関与するため、Notchシグナルを制御するRNA結合タンパクMusashi(Msi)に着目した。RA滑膜の表層にMsi1とMsi2が広く発現し、多くの免疫細胞の浸潤を認めた。FLSでMsi1とMsi2は発現し、Notch2とNotch3の発現はFLSで増加していた。siRNAでMsi2遺伝子をノックダウンすると、その下流のNotch2とNotch3、Hes1の発現は低下した。Msi2ノックダウンによる細胞増殖能はコントロールと統計学的な有意差はなかった。Msi2ノックダウンでTNFα刺激によるIL6発現は有意に低下していた。現在、Msi2とIL6発現の関係性を調査している。 |
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