研究助成
2021年度 医学系研究継続助成(基礎)
カスパーゼ-1による細胞死誘導の分子機序とインフラマソーム関連疾患における役割
研究題目 | カスパーゼ-1による細胞死誘導の分子機序とインフラマソーム関連疾患における役割 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 医学系研究継続助成(基礎) |
所属 | 金沢大学 がん進展制御研究所 |
氏名 | 土屋 晃介 |
キーワード | 炎症英カスパーぜ / ガスダーミンD / パターン認識受容体 / 自然免疫 |
研究結果概要 | 自然免疫は細菌感染と宿主の相互作用に大きな影響を与えるが、その全容は未解明である。我々は、細菌を認識する新しいパターン認識受容体(PRRs)の同定に向けて、既存のPRRであるカスパーゼ-4との配列相同性が高いカスパーゼ-12に着目した。カスパーゼ-12は、機能未知の宿主プロテアーゼであった。また、ヒトではカスパーゼ-12が不活型であり、その発現が敗血症リスクの高さと相関するが、理由は不明であった。今研究において、我々は、ヒト以外の複数の哺乳種に由来するカスパーゼ-12がいくつかの細菌構成分子によって活性化されることを発見した。さらに、ヒトを含む試した全ての哺乳種のカスパーゼ-12蛋白と細菌構成分子の直接的結合が観察された。これらの結果から、ヒト以外のカスパーゼ-12は細菌感染を認識するセンサー分子として働く可能性が示された。一方、ヒトのカスパーゼ-12は活性が無いことから、細菌感染の認識においてデコイ様の働きをする可能性が想定できる。 |
公表論文 |
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