研究助成
2021年度 薬学系研究助成
上皮間葉転換に注目した肝がんの進行を抑制する医薬品の探索と治療効果の検証
研究題目 | 上皮間葉転換に注目した肝がんの進行を抑制する医薬品の探索と治療効果の検証 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 薬学系研究助成 |
所属 | 静岡県立大学 薬学部 |
氏名 | 志津 怜太 |
キーワード | 上皮間葉転換 / 肝星細胞 / 肝がん |
研究結果概要 | 本研究では、肝がんの進行をコントロール可能な新規化学療法の創出を目指し、肝がん微小環境における液性因子を介した肝がん細胞のEMT誘導の評価系構築と本評価系を用いたFDA承認医薬品1661種のEMT抑制作用のスクリーニング、並びに当研究室でEMT制御因子として見出した核内受容体PXRによるEMT調節の分子機序解析を行った。EMTマーカーであるVIMENTINのプロモーターを組み込んだレポータープラスミドをHepG2細胞に導入し、肝星細胞由来LX-2細胞と共培養、あるいはLX-2細胞の培養上清を処置することで、LX-2細胞によるHepG2細胞のEMT誘導作用を観察した。他方、当研究室では、肝がんモデルマウスを用いた解析において、核内受容体PXRの活性化が肝がん細胞のEMT抑制を介して肝がんの進行を抑制することを明らかにしている。PXRをLX2細胞に安定発現させ、肝星細胞形質転換へのPXR活性化の影響を調べたところ、PXRは形質転換の増強因子であるPOSTNの発現を抑制することで、肝星細胞の形質転換を抑制することを見出した。 |
公表論文 |
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