研究助成
2021年度 薬学系研究助成
タンパク質-タンパク質相互作用を標的とするSARS-CoV-2侵入阻害剤の創製研究
研究題目 | タンパク質-タンパク質相互作用を標的とするSARS-CoV-2侵入阻害剤の創製研究 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 薬学系研究助成 |
所属 | 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 |
氏名 | 辻 耕平 |
キーワード | COVID-19 / SARS-CoV-2 / アンギオテンシン変換酵素2 (ACE2) / ペプチド / 阻害剤 |
研究結果概要 | 2019年末に発生したSARS-CoV-2を原因ウイルスとする新型コロナウイルス感染症COVID-19は、2024年5月現在においてもなお感染報告が続いている。2024年5月30日現在、COVID-19の累計感染者数は7億7000万人を超え、700万人以上の死亡者が確認されている。現在までに、メルク社やPfizer社、塩野義製薬によりSARS-CoV-2に対する経口投与可能な酵素阻害剤が開発されている。しかし、依然として次々と現れる新たな変異株にも対応可能なSARS-CoV-2に有効な阻害剤の開発は喫緊の課題である。そこで本研究ではSARS-CoV-2の受容体であるアンギオテンシン変換酵素2 (ACE2) のアミノ酸配列に基づくSARS-CoV-2 Receptor Binding Domain (RBD) 結合性ペプチド阻害剤の開発研究を行った。種々の長さ、構造を有するペプチドを合成、活性評価した結果、これら合成ペプチド28種類の中に顕著な抗ウイルス活性を示すものはなかった。今後、さらなる合成展開を図る予定である。 |
公表論文 |
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