研究助成
2021年度 薬学系研究継続助成
非天然アミノ酸の新合成戦略の開拓
研究題目 | 非天然アミノ酸の新合成戦略の開拓 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 薬学系研究継続助成 |
所属 | 九州大学 高等研究院 |
氏名 | 矢崎 亮 |
キーワード | 非天然アミノ酸 / ペプチド / 触媒 |
研究結果概要 | ラジカル型反応は、一般に律速課程が電子移動であるため反応速度が大きく、また立体障害の影響を受けにくいため、高度にsp3炭素が密集した分子の構築法として最適である。しかし触媒的なラジカル型反応では、副反応であるホモカップリング反応や連鎖反応などが併発し、化学選択的に望みの反応を進行させることは困難である。本課題に対し、我々は独自の安定ラジカルプラットフォーム技術を活用することで、α,β–連続四置換炭素を有する非天然型α–アミノ酸を世界で初めて提供可能な独自技術の開発に成功した。さらに、独自の非天然アミノ酸合成法を活用し、ペプチド導入による機能評価を行うことで高いヘリックス安定化効果を明らかとした。独自非天然アミノ酸を用いることで、PPI(タンパク質間相互作用)を標的とした中分子ペプチドの開発を行い、天然のペプチド配列と比較して、コンパクトかつ高いヘリシティ・結合親和性を示すペプチドを見出すことに成功した。 |
公表論文 | Catalytic Dehydrogenative β-Alkylation of Amino Acid Schiff Bases with Hydrocarbon Org. Lett. 2022, 24, 369-373. α-Amino Acid and Peptide Synthesis using Catalytic Cross-Dehydrogenative Coupling Nat. Synth. 2022, 1, 304–312. Ternary Catalytic α-Deuteration of Carboxylic Acids Nat. Synth. 2022, 1, 824-830. α,β-Dehydroamino Acid Synthesis through Proline-Catalyzed Aldol Condensation with a Glycine Schiff Base Precis. Chem. 2024, 2, 14-20 |
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