研究助成
2021年度 ハイリスク新興感染症研究助成
出⾎熱アレナウイルスの新規マウス感染モデルの確⽴と応⽤
研究題目 | 出⾎熱アレナウイルスの新規マウス感染モデルの確⽴と応⽤ |
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年度/助成プログラム | 2021年度 ハイリスク新興感染症研究助成 |
所属 | 大阪大学 微生物病研究所 |
氏名 | 岩崎 正治 |
キーワード | フニンウイルス / トランスフェリンレセプター / マウス感染モデル / ワクチン / SARS-CoV-2 |
研究結果概要 | アルゼンチン出血熱を引き起こすフニンウイルス(JUNV)がマウスに感染できるようにするため、トランスフェリンレセプター(TFRC)を細胞侵入受容体として利用可能なヒトTFRCに置き換えたノックイン(hTFRC-KI)マウスを作製した。さらにこのマウスにJUNV弱毒生ワクチン株Candid#1(C#1)を接種することにより、BSL2施設で利用可能な新規JUNVマウス感染モデルの確立を目指した。また、SARS-CoV-2抗原を発現する組換えC#1を作製し、hTFRC-KIマウスを用いてその免疫原性を検証した。いくつかの経路でC#1を接種したが、いずれもhTFRC-KIマウス体内での明確なウイルス増殖を確認できなかった。C#1は弱毒生ワクチン株であり、増殖力が弱いためにレセプターの適合化のみではマウス個体で検出可能なレベルで増殖を維持できないことが示唆された。今後はC57BL/6マウスで効率よく増殖できる、同じアレナウイルス科のリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス(LCMV)をベースに、糖タンパク質をC#1のものと置き換えた組換えLCMVを作製し、hTFRC-KIマウスにおける増殖力を検証したい。 |
公表論文 |
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