研究助成
2022年度 生命科学研究助成
ヒト多能性幹細胞による軟骨内骨化再現系を用いたヒト骨格幹細胞の再定義
研究題目 | ヒト多能性幹細胞による軟骨内骨化再現系を用いたヒト骨格幹細胞の再定義 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 生命科学研究助成 |
所属 | 長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科細胞生物学分野 |
氏名 | 大庭 伸介 |
キーワード | ヒト多能性幹細胞 / 軟骨内骨化 / 骨格幹細胞 |
研究結果概要 | 本研究は、ヒト各種骨格幹細胞を再定義し、その骨・軟骨再生における細胞源としてのシーズを明確化することを目指して行われた。まず、申請者らが独自に開発した軟骨内骨化再現系に従ってヒト多能性幹細胞から椎板細胞を作製し、マウス腎被膜下に移植することでヒト多能性幹細胞由来軟骨内骨化構造体を誘導した。次に軟骨内骨化再現系においてシングルセルRNAシークエンスを行い、マーカー発現を指標に各種骨格幹細胞を探索したところ、間葉系間質細胞(mesenchymal stromal cells: CD73+CD90+CD105+)、骨格幹細胞(skeletal stem cells: PDPN+CD146-CD73+CD164+)、CAR細胞(CXCL12-abundant reticular cells: CXCL12+LepR+)がヒト多能性幹細胞由来軟骨内骨化構造体に存在することが明らかとなった。今後はこれらのヒト多能性幹細胞由来骨格幹細胞の性状解析を進める予定である。 |
公表論文 |
Runx2 regulates chromatin accessibility to direct the osteoblast program at neonatal stages. Cell Rep 40(10):111315, 2022 Modeling of intramembranous ossification using human pluripotent stem cell-derived paraxial mesoderm derivatives. Regen Ther 24:536-546, 2023 Regulatory landscape of Runx2 and Sp7 in osteoblast and chondrocyte lineages: Recent findings from next-generation sequencer-based studies. Oral Sci Int 21:28-36, 2024 Unraveling the hidden complexity: Exploring dental tissues through single-cell transcriptional profiling. Regen Ther 27: 218-229, 2024 |
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