研究助成
2022年度 医学系研究助成(基礎)
マウス網膜神経再生のライブイメージング
研究題目 | マウス網膜神経再生のライブイメージング |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 筑波大学 医学医療系 眼科 |
氏名 | 福田 慎一 |
キーワード | ダイレクトリプログラミング / 網膜神経節細胞 / ライブイメージング / 神経再生 / 緑内障 |
研究結果概要 | 緑内障は、眼球と脳を繋ぐ網膜神経節細胞/視神経が障害を受け、視野が徐々に欠損する疾患であり、一度喪失した視野は回復させることが出来ないため、最終的には失明に至る場合もある。現在、眼圧を下降させる事が唯一証明されている有効な治療法であるが、眼圧下降治療は進行を抑制するだけで、一度失われた神経は回復しないため欠損した視野が回復する事はない。また、眼圧下降治療に反応しない緑内障患者が少なからず存在し、神経を再生させる再生医療の登場が期待されている。近年、iPS細胞などの多能性幹細胞の段階を経ずに直接的に目的の細胞に分化を転換するダイレクトリプログラミング法が注目され、マウスのミュラーグリア細胞に対し網膜神経節細胞などの神経細胞に分化させることが報告された。これまで網膜神経細胞へのダイレクトリプログラミングを経時的にライブイメージングで観察した報告はない。眼球は角膜・水晶体が透明であり、角膜を通してライブイメージングが可能であり、本プロジェクトではミュラーグリア細胞から網膜神経節細胞に変化し徐々に軸索を伸ばす姿を捉える事に成功した。 |
公表論文 | Tran TH, Lukmanto D, Chen M, Strauß O, Yamashita T, Ohneda O, Fukuda S. Characterization and Neurogenic Responses of Primary and Immortalized Müller Glia, Front Cell Dev Biol. in press. |
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