研究助成

2022年度 医学系研究助成(臨床)

重症急性膵炎における腸管dysbiosisの解析と感染性合併症の予防を目指した治療への応用

研究題目 重症急性膵炎における腸管dysbiosisの解析と感染性合併症の予防を目指した治療への応用
年度/助成プログラム 2022年度 医学系研究助成(臨床)
所属 千葉大学 大学院医学研究院 救急集中治療医学
氏名 大網 毅彦
キーワード 重症急性膵炎 / 腸管dysbiosis / 感染性膵壊死 / マイクロバイオーム / バクテリアルトランスロケーション
研究結果概要 本研究は、急性膵炎患者における血液および便検体を用いて腸管dysbiosisに関連する指標を解析し、感染性合併症の予測や治療に結びつけることを目的としている。2023年6月に本学倫理審査を通過し、2024年1月より4施設による多施設共同観察研究を開始した。各施設の救急科・集中治療部および消化器内科の協力のもと、急性膵炎患者の検体収集体制を整備し、オンライン登録と情報共有のための研究専用サイトも開設した。2025年5月時点で軽症6例、重症7例が登録されており、2027年3月までの症例集積継続を予定している。現在、参加施設の拡大も進行中である。検体収集が完了次第、解析を進める予定である。
公表論文