研究助成
2022年度 医学系研究助成(臨床)
経カテーテル大動脈弁留置後の弁尖肥厚の影響と至適抗血栓療法を探索する研究
研究題目 | 経カテーテル大動脈弁留置後の弁尖肥厚の影響と至適抗血栓療法を探索する研究 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 神戸市立医療センター中央市民病院 循環器内科 |
氏名 | 谷口 智彦 |
キーワード | 経カテーテル大動脈弁留置術 |
研究結果概要 | TAVI術後に造影CTを撮影した症例(腎機能が低下している、もしくは造影剤アレルギーの症例を除く)のうち、約14%(N=77/562)でHALT(hypo attenuating leaflet thickening)を認めた。バルーン拡張型弁SAPIEN3の15%、自己拡張型弁Evolutの12%でHALTを認め、発生頻度において弁の形態に統計学的な差を認めなかった。ベースラインの背景因子の検討では、弁石灰化の程度、血行動態、弁輪面積など両群間で有意な差を認めなかった。HALTを認めた症例では、抗凝固療法が多く開始された(81% versus 45%)。追跡期間中央値2年において、死亡or心不全入院イベントにおいて、HALTの有無で有意な差を認めなかった。脳梗塞発生率や出血合併症についてもHALTの有無で有意な差を認めなかった。今後追跡期間を延長して報告する予定である。 |
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