研究助成
2022年度 医学系研究助成(臨床)
Dual-energy CTを用いた非アルコール性脂肪肝炎の非侵襲的診断基準の確立
研究題目 | Dual-energy CTを用いた非アルコール性脂肪肝炎の非侵襲的診断基準の確立 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 浜松医科大学 放射線診断学講座 |
氏名 | 尾崎 公美 |
キーワード | Dual-energy CT / 非アルコール性脂肪肝炎 / 肝線維化 / 肝細胞癌 / 代謝異常関連脂肪肝 |
研究結果概要 | Dual-energy CT(DECT)で得られたデータは物質弁別手法を応用して肝実質に沈着した脂肪、非アルコール性脂肪性肝疾患から脂肪性肝炎発症の契機といわれている炎症、線維化の定量解析が可能となった。現在、診断のゴールドスタンダートではあるが侵襲性が高い肝生検に代わるバイオマーカーとしてDECT解析データを応用する研究を立案した。まず、至適撮像方法の検討として造影剤投与後3分と5分のデータを比較検証し、これまで5分以上の時間が必要とされていた撮像タイミングを3分に短縮しても臨床的有意差が無いことを示した。続いて至適撮像条件の検証を行い、通常臨床で定性解析するために必要な画質と、定量解析において観察者間で十分な一致度を得ることができる撮像条件は異なることを示し、「診断参考レベル」範囲内で若干被曝量を増やす必要があること示した。ウイルス、アルコール性、脂肪性肝炎における脂肪,炎症,線維化の各グレードにおける定量を施行した。しかし、2023年6月に欧米の診断基準改定に準じて脂肪性肝炎が代謝異常関連脂肪肝と改名され、診断基準も変更されたため、それにあわせて検証し直す必要が生じた。 |
公表論文 | under submission; Clinical utility of hepatic extracellular volume fraction obtained by dual-energy CT: a comparison of two delayed phases and correlation with clinical data:本助成金の研究助成を受けてことを謝辞に明記して投稿中。 |
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