研究助成
2022年度 医学系研究助成(臨床)
DysbiosisとT細胞機能に着目した、関節リウマチ発症予防研究
研究題目 | DysbiosisとT細胞機能に着目した、関節リウマチ発症予防研究 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 東京女子医科大学 膠原病リウマチ内科学分野 |
氏名 | 岡本 祐子 |
キーワード | 関節リウマチ / Pre-RA / T細胞 |
研究結果概要 | 本研究では、抗環状シトルリン化ペプチド抗体陽性で関節炎未発症の関節リウマチ(RA)発症高リスク者に着目し、RA発症の予測および予防に資する免疫異常の解明を進めてきた。RA発症高リスク者コホートを構築し、臨床情報と検体を収集、RA発症の有無を前向きに観察する体制を整備した。本コホートから収集した末梢血リンパ球を用い、マスサイトメトリーによる網羅的解析を実施した。結果、RA発症前から、自己抗体産生に重要な役割を果たすと想定される循環末梢ヘルパーT細胞および、ナイーブB細胞分画の増加を認め、同様の所見を米国人コホートでも確認した。さらに、糞便メタゲノム解析、脂肪酸解析、遺伝解析を進め、RA発症に関連する免疫・代謝・遺伝要因を統合的に評価する研究基盤を構築しつつある。これらの成果は、RAの新たな発症予防戦略の開発に貢献するものである。 |
公表論文 | Expansion of HLA-DR Positive Peripheral Helper T and Naive B Cells in Anticitrullinated Protein Antibody-Positive Individuals At Risk for Rheumatoid Arthritis. Arthritis & Rheumatology. 2024 Jul;76(7):1023-1035. |
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