研究助成

2022年度 医学系研究助成(臨床)

肥満細胞活性化試験(Mast cell activation test, MAT)を用いたアナフィラキシー原因薬剤の同定

研究題目 肥満細胞活性化試験(Mast cell activation test, MAT)を用いたアナフィラキシー原因薬剤の同定
年度/助成プログラム 2022年度 医学系研究助成(臨床)
所属 群馬大学 大学院 医学系研究科麻酔神経科学
氏名 堀内 辰男
キーワード 周術期アナフィラキシー / 肥満細胞 / 好塩基球 / 肥満細胞活性化試験 / 好塩基球活性化試験
研究結果概要 周術期アナフィラキシーのin vitro検査は、これまであまり行われてこなかった。研究者グループはこれまで好塩基球に着目し、患者から採血した末梢血を用いて好塩基球活性化試験(BAT)を行ってきた。しかし、BATで反応が得られない患者も一定程度存在した。本研究は、周術期アナフィラキシーで、好塩基球とともに発症に関わる肥満細胞に着目した。好塩基球と異なり、肥満細胞を患者から採取することは困難である。そこで研究者グループは、市販末梢血幹細胞より肥満細胞を作成し、患者血清を感作し、被疑抗原と反応を検出する肥満細胞活性化試験(MAT)の確立を目指している。現在も研究は進行中である。
公表論文