研究助成
2022年度 医学系研究助成(臨床)
潰瘍性大腸炎の新規自己抗体による診断法確立と治療薬開発
研究題目 | 潰瘍性大腸炎の新規自己抗体による診断法確立と治療薬開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(臨床) |
所属 | 京都大学医学部附属病院 消化器内科 |
氏名 | 桒田 威 |
キーワード | 潰瘍性大腸炎 / 自己抗体 / インテグリンαvβ6 / バイオマーカー |
研究結果概要 | 潰瘍性大腸炎(UC)は、原因不明の慢性炎症性腸疾患であり、特異的診断法や疾患活動性の指標が存在しないことが課題である。本研究では、申請者らが発見した抗インテグリンαvβ6自己抗体の有用性を多施設共同研究により検証した。その結果、UC患者1241例、対照1005例を用いた大規模コホートにおいて、本抗体は感度87.7%、特異度82%以上を示し、診断補助・疾患活動性評価マーカーとしての有用性が示された。また、リガンドとの結合阻害作用を有し、病態への関与も示唆された。一方、マウスモデルを用いた病原性の直接的検証では、明確な粘膜障害の誘導には至らず、今後の課題である。以上より、本抗体はUCの新規バイオマーカーとして臨床応用が期待され、今後さらなる病態解明と治療標的化を目指す。 |
公表論文 |
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