研究助成
2022年度 医学系研究継続助成(臨床)
バイオ3Dプリンタにより創出する靭帯組織体を用いた靭帯再建法の確立
研究題目 | バイオ3Dプリンタにより創出する靭帯組織体を用いた靭帯再建法の確立 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究継続助成(臨床) |
所属 | 佐賀大学 医学部附属再生医学研究センター |
氏名 | 村田 大紀 |
キーワード | 靭帯再建法 / 靭帯組織体 / 細胞構造体 / バイオ3Dプリンタ / iPS細胞由来靭帯前駆細胞 |
研究結果概要 | 本研究では,iPS細胞由来靭帯前駆細胞などの細胞のみからなる凝集塊を用いて,バイオ3Dプリンタによりスキャフォールドフリーの細胞構造体を造形し,その構造体に独自に開発する革新的な靭帯分化誘導を施すことにより,靭帯組織体の創出を目指してきた。その結果まずは,細胞構造体の造形に適した細胞凝集塊を作製することに成功し,次に,その凝集塊を用いてバイオ3Dプリンタにより,靭帯組織体の創出に適した細胞構造体を造形することにも成功した。また,靭帯への最適な分化誘導条件を決定した上で組織体を創出し,その組織体は健常靭帯と同様の組織学的特性を有することも確認した。さらに,免疫不全動物(ミニブタ)を供試して作出した前十字靭帯(ACL)切除モデルにおいて,組織体を移植することによりACLを再建し,再建したACLは健常靭帯さながらの組織学的特性を有することも確認した。今後は,健常靭帯と同等の力学的特性(破断荷重と剛性)を有した組織体を創出した上で,再建靭帯の力学的特性についても検討することにより,新たな靭帯再建法の確立を目指すこととする。 |
公表論文 |
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