研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
光合成色素の分離実験での,実験方法の検討と,再現性を出すための工夫について
研究題目 | 光合成色素の分離実験での,実験方法の検討と,再現性を出すための工夫について |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 鹿児島県立鶴丸高等学校 |
氏名 | 有薗 愛 |
キーワード | 光合成色素分離実験 / 脱水 / 充満 |
研究結果概要 | 高等学校の生物では,代謝・光合成の単元で,光合成色素の分離実験が取り上げられている。ペーパークロマトグラフィーと薄層クロマトグラフィーのいずれも扱われているが,そこに紹介されている結果の例と実際の実験結果が異なることが多く,課題がある実験となっていた。この研究で,実験条件を検討したところ,使用する緑葉の脱水状態と展開容器の密閉具合が実験結果に影響を与えていることがわかった。 緑葉を粉末にして抽出液を作成する時,脱水が必要であること,ろ紙や薄層プレートに抽出液をつける時,使用する抽出液はそれぞれの実験に適した濃さと量があること,展開液の充満具合がRf値に影響を与えることがわかった。脱水や展開時の注意点を生徒に伝えることにより,教科書や資料集に載っている一般的な方法で,同一クラス内での再現性が見られるようになった。 |
公表論文 |
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