研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
里山のクスノキ科植物の利用 ~より快適な生活環境の創造に向けて~
研究題目 | 里山のクスノキ科植物の利用 ~より快適な生活環境の創造に向けて~ |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 兵庫県立小野高等学校 |
氏名 | 藤原 正人 |
キーワード | クロモジ類 / リナロール / シックハウス症候群 / MIG-seq / 生態ニッチモデリング |
研究結果概要 | クロモジにはクロモジとその変種オオバクロモジ、ケクロモジとその変種ウスゲクロモジ、そしてヒメクロモジと3種2変種のクロモジ類が知られている。ヒメクロモジについてはその分類に諸説があり、その分類は明確でない。また、クロモジ5類は種によって香りが異なっている。香り成分についてはリナロールや1,8-シネオールなどの有効成分が知られており、香りが異なるということは種によって、その成分の割合が異なっていると考えられる。そこで種によって利用方法も検討すればよりよい活用が可能ではないかと考え研究を行った。また、香り成分が異なれば、その成分から分類も可能ではないかと考えられる。本研究では2代目かおり班の生徒らはクロモジの芳香成分のうち、特にリナロールのシックハウス症候群への効用について研究を進め、その成分がシックハウス症候群を緩和する可能性があることを突きとめた。3~4代目かおり班は分子系統解析の手法、水蒸気蒸留で得られた香り成分の分析、生態ニッチモデリングによるクロモジ5類の古分布推定を行い、クロモジ5類の分類検討を行い、ヒメクロモジはケクロモジに近い種であると結論した。 |
公表論文 |
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