研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
ウニ卵の保存と成体ウニの恒温環境下における産卵期の維持
研究題目 | ウニ卵の保存と成体ウニの恒温環境下における産卵期の維持 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 仙台城南高等学校 |
氏名 | 表 潤一 |
キーワード | ウニ / 棘皮動物 / 理科教育 / 受精 / 発生 |
研究結果概要 | 【コシダカウニの継代飼育】野生のコシダカウニから得た卵と精子を受精させて、第1世代目(F1)の稚ウニを得ることができた。その後も新しく生まれた世代同士を交配させ続け、8世代にわたって近交系を維持することができた。1年間を通して、季節を問わず採卵採精が可能であると考えられた。通年の授業の中で、受精や初期発生、幼生の観察に使用することができた。 【ハスノハカシパンの雌雄判別】雌雄判別の結果、KCl溶液の注射量は0.05 mLまでであれば十分雌雄判別が可能であると考えられる。0.02 mLでは、注射量が不十分で判別は難しい。雌雄判別後の個体を学校に持ち帰って維持を試みた。短い個体では1週間、長い個体では2ヶ月程度維持することができ、採卵採精も可能だった。 【キタムラサキウニの配偶子保存】保存していた卵と精子を使用して受精させ、卵が正常に発生するか確かめた。卵は5個体の雌から採卵した。一部、ほとんど正常発生しない保存卵もあったが、3~5日目までは一定の正常発生率を維持した。1週間弱、受精と初期発生を観察することができたため、複数クラスの授業に使用することができた。 |
公表論文 |
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