研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
霧島ジオパークの自然を探る! ~鹿児島県天降川水系を中心とした淡水性エビ類の分布と生態に関する研究~
研究題目 | 霧島ジオパークの自然を探る! ~鹿児島県天降川水系を中心とした淡水性エビ類の分布と生態に関する研究~ |
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年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 鹿児島県立国分高等学校 |
氏名 | 讃岐 斉 |
キーワード | 淡水性エビ類 / 分布 / 希少種 / 外来カワリヌマエビ属 / 抱卵状況 |
研究結果概要 | 天降川水系では、テナガエビ科のミナミテナガエビ[水産庁、減少種]、ヒラテテナガエビ、スジエビ[鹿児島県、分布特性上重要]陸封型、ヌマエビ科のミゾレヌマエビ、ヤマトヌマエビ[鹿児島県、準絶滅危惧種]、ヒメヌマエビ、トゲナシヌマエビ、外来のカワリヌマエビ属Neocaridina sp.の計8種が採集された。1990年代の調査では、本河川でミナミヌマエビ、ミゾレヌマエビの2種類が報告されていたこと、また、その他の霧島市の河川においても、新しくヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、ヒメヌマエビ、トゲナシヌマエビ等が確認されたことから、鹿児島湾奥部の河川では淡水性エビ類の分布が拡大していると考えられた。鹿児島県初記録となる外来のカワリヌマエビ属が支流でも採集され、抱卵個体がほぼ周年採集された。豊富で良質な河川水と、温泉水や湧水などの影響による冬季の温暖な生息環境が、淡水性エビ類の出現や再生産に関係していると推測された。 |
公表論文 |
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