研究助成

2022年度 中学校理科教育振興助成

生徒1人1人が主体となる、アリを教材とした探究チームの構築

研究題目 生徒1人1人が主体となる、アリを教材とした探究チームの構築
年度/助成プログラム 2022年度 中学校理科教育振興助成
所属 洛星中学校
氏名 北澤 太郎
キーワード 生物教育 / 課外活動 / 教材生物 / 探求 / アリ
研究結果概要 学校で生徒が観察対象とする生物としてアリに注目した。生物クラブの活動内でチームを編成させ飼育させた。高校1年性1名をリーダーとし、新入の中学1年性からメンバーを募った。新入生18名のうち7名が興味を持ってチームに参加した。23種類のアリ女王を採取し、飼育を始めた。うち8種は学校近隣で採取した。うち20種類は産卵させからワーカーまで増やした。コストについて、冷温庫を購入、10コロニーが収納できるものを約17000円で購入し使用した。また餌としては爬虫類の餌として市販されている昆虫を購入した。餌代は1コロニーあたり1ヶ月75円ほどである。コスト面でアリは学校での飼育観察対象としてに適切であると考えられる。また、1回の世話の所要時間は1人で10コロニーの世話で1時間ほどであった。放課後の課外活動の事件に十分収まる。アリは人間の観察下でもいつでも活発に活動すする点で、生徒の観察対象として適切であった。生物lクラブに入部した新入生のうち39%が話を聞いてそれまで特にアリに興味を持っていなかった生徒が興味を持ち飼育活動を始め、さらにその43%の生徒は自主的にアリについて知見を広げていった。
公表論文