研究助成
2022年度 中学校理科教育振興助成
中学校地学領域における実体顕微鏡での観察
研究題目 | 中学校地学領域における実体顕微鏡での観察 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 中学校理科教育振興助成 |
所属 | 関西学院千里国際中等部・高等部 |
氏名 | 森岡 啓 |
キーワード | 双眼実体顕微鏡 / 観察実験 / 地学教材 / 環境整備 / 興味関心 |
研究結果概要 | 中学校理科において地学領域の学習を深化させるため、マグマの生成や温泉成分、火山灰、川の砂などを題材とした教材を開発し、観察実験を実施した。たとえば、ホウ砂や重曹を混ぜた土砂を強熱して模擬マグマを生成し、急冷してできたガラス質を観察した。また、有馬温泉の源泉を加熱・乾燥させて塩化ナトリウムの結晶を得る実験や、桜島の火山灰、地元河川の砂に含まれる鉱物の観察も行った。従来使用していた光学顕微鏡では、観察対象の立体的構造や全体像の把握が困難であったが、本年度導入した双眼実体顕微鏡により、観察精度の向上と教材の幅の拡大が実現した。 さらに、年度当初に双眼実体顕微鏡を導入できたことから、夏季休業中に生徒が旅行先から持ち寄った砂浜の砂の比較観察や、福徳岡ノ場火山の軽石の観察など、新たな教材を取り入れることができた。加えて、化学領域では金属樹の観察にも活用され、幅広い用途が認められた。 今後も、身近で関心を高める教材を活用し、自然の美しさやその成り立ちへの理解を深めていきたい。また、生徒一人ひとりが充実した学習環境で取り組めるよう、環境整備にも力を入れていきたい。 |
公表論文 |
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