研究助成

2022年度 中学校理科教育振興助成

総合学習におけるモノづくりと環境教育

研究題目 総合学習におけるモノづくりと環境教育
年度/助成プログラム 2022年度 中学校理科教育振興助成
所属 かつやま子どもの村中学校
氏名 丸山 澄美
キーワード 総合学習 / モノづくり / 環境問題 / 陶芸
研究結果概要  かつやま子どもの村中学校は、体験学習、個性化、自己決定を基本原則とする私立学校で、カリキュラムの中心は「プロジェクト」と呼ばれる総合学習である。本格的な仕事に取りくみ、感情、知性、社会性の3つの側面における「総合」的発達をうながす「学習」である。クラスごとに、木工・建築、演劇、米づくりなど、プロジェクトのテーマがあり、一年を通して仲間と協力しながら活動を展開する。 モノづくりに取りくむ中学校のクラス「道具館」は、2022年度から「焼きものづくりと環境問題」という活動名を設定し、陶芸作品をつくりながら、モノづくりと関連付けて資源の枯渇、砂漠化、地球温暖化などについて幅広く考えた。 陶芸作品は、成形から薪窯による焼成まで、すべて中学生たち自身で手がけて完成させた。そして、このモノづくりを起点に環境問題にも目を向けて、学校の残飯調査をしたり海洋ゴミの問題に取りくんでいる団体の調査に参加したりしながら、調べ学習を深めた。最後は、自分たちが調べた内容を本にまとめて、さらに在校生と保護者に向けて環境問題にかんする講演会をおこなった。
公表論文