研究助成
2022年度 高等学校理科教育振興助成
京都市伏見区日野の地質学的特徴を活かした地学教材の開発
研究題目 | 京都市伏見区日野の地質学的特徴を活かした地学教材の開発 |
---|---|
年度/助成プログラム | 2022年度 高等学校理科教育振興助成 |
所属 | 京都府立桃山高等学校 |
氏名 | 森口 佳凜 |
キーワード | 地学 / 京都 / 教材開発 / 方丈石 / 矢穴石 |
研究結果概要 | 本研究は、京都市伏見区日野地区において地学教育の普及活動の一助となる教材を開発することを目的として行った。日野地区における生徒たちとのフィールドワークを主とし、生徒たちとともに日野岳の案内パンフレットを作成した。研究は「日野の地質」と「鴨長明の方丈石」「山中に点在する矢穴石」に着目して実施した。 調査地域の地質は、先行研究により丹波帯ジュラ紀付加コンプレックス地層群に区分されている。教科書で見るような大きく褶曲した地層や明瞭な層理面をもつ地層の観察ポイントも見出すことができ、学校での学びを実体験で深められる場所であることが分かった。鴨長明の方丈石については、転石や周辺の岩石を採取し観察したところ、チャートであったため、方丈石本体もチャートであると考えられる。日野岳に点在する矢穴石については、岩石の質量を計算で求めた。いずれの岩石もコロを用いて運搬可能であると考えた。以上の要素を組み合わせた日野岳の案内パンフレットを作成することにより、人の文化・歴史の時代スケールと地球規模の時間スケールの感覚の違いを感じることのでき、地学への興味関心をもつきっかけとなる教材の作成を行うことができた。 |
公表論文 |
-
研究助成対象者
データベース -
応募方法に
ついて -
初めての方はこちら
マイページを
取得する -
既にマイページを取得済みの方はこちら
マイページへ
ログイン
応募申請はマイページからお願いします。