研究助成
2023年度 武田報彰医学研究助成
皮膚を場とした未病期細菌叢-免疫連関解析による慢性炎症性疾患の病態解明
| 研究題目 | 皮膚を場とした未病期細菌叢-免疫連関解析による慢性炎症性疾患の病態解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 武田報彰医学研究助成 |
| 所属 | 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 皮膚アレルギー生体防御 |
| 氏名 | 松岡 悠美 |
| キーワード | アトピー性皮膚炎 / 予防法 / 細菌叢 / 黄色ブドウ球菌 / Agr |
| 研究結果概要 | 本研究では、アトピー性皮膚炎(AD)の発症後病変ではなく、発症前の乳児期・新生児期皮膚に着目し、皮膚細菌叢と宿主免疫応答の変化を解析した。乳児皮膚データおよび自然発症ADマウスの解析から、発症前から皮膚細菌叢の乱れと宿主側の発症関連免疫応答が生じることを見出した。さらに、この宿主側因子を阻害することでAD様皮膚炎の発症が抑制され、発症前皮膚を標的とした予防法の可能性が示された。微生物側では、黄色ブドウ球菌の病原性制御機構に着目し、Agr機能喪失株が野生型黄色ブドウ球菌による皮膚炎症を抑制することを明らかにした。以上より、宿主免疫応答と皮膚細菌叢の双方を標的とするAD発症予防戦略の基盤を得た。 |
| 公表論文 |
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