研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究助成
大脳領野サイズの多様性創出メカニズムの解明
| 研究題目 | 大脳領野サイズの多様性創出メカニズムの解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究助成 |
| 所属 | 熊本大学 発生医学研究所・脳発生分野 |
| 氏名 | 佐藤 晴香 |
| キーワード | 大脳 / 領野サイズ / 種間差 |
| 研究結果概要 | 哺乳類の大脳皮質には領野と呼ばれる異なる種類の情報を処理する領域分けが存在する。各領野のサイズ比は種ごとに多様であり、その種が依存する感覚系の領野は大きく発達している。本研究では、この種による領野サイズの多様性がどのようなメカニズムによって創出されるのか明らかにすることを目的としている。特に、大脳領野サイズが視床核サイズに相関する傾向があることに着目し、これらが協調的に制御されている可能性を検討することにした。まず、体性感覚優位のマウス、視覚優位のマーモセット、聴覚優位のコウモリを対象として、視床核マーカーの発現解析により視床核サイズの定量化を行った結果、いずれの種でも優位感覚の視床核が最も大きいことが確認された。さらに、大脳と視床のパターニングを制御するシグナル因子に注目し、その発現制御領域のゲノム配列を3種間で比較したところ、大脳および視床の発現を制御するエンハンサー配列は種間で高度に保存されていることがわかった。今後、エンハンサーの活性を制御するシス制御領域や転写因子の発現量の種間差に着目して研究を進める予定である。 |
| 公表論文 |
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