研究助成
2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎))
アスタチン標識Neopentyl-PSMAを用いた新たな前立腺癌アルファ線放出核種内用療法の開発
| 研究題目 | アスタチン標識Neopentyl-PSMAを用いた新たな前立腺癌アルファ線放出核種内用療法の開発 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎)) |
| 所属 | 福島県立医科大学 医学部泌尿器科学講座 |
| 氏名 | 秦 淳也 |
| キーワード | 前立腺癌 / PSMA / アルファ線 |
| 研究結果概要 | 前立腺癌のPSMAを標的としたα線内用療法において、有望な核種であるアスタチン(211At)の生体内での不安定性を克服するため、ネオペンチルグリコール(NpG)構造をもつ新規リガンド「[211At]At-NpG-PSMA」を開発し、有用性と安全性を検証した。 PSMA陽性前立腺癌細胞の異種移植マウスモデルへ本薬剤を投与した結果、腫瘍への高い集積が維持される一方、脱アスタチン化による非標的臓器(甲状腺、胃、唾液腺)への集積は極めて低く、生体内での高い安定性が確認された。また、対照群と比較して明らかな用量依存的かつ強力な抗腫瘍効果(腫瘍縮小および壊死)を示した。 安全性については、体重減少などの副作用は回復可能であったが、高用量群で不可逆的な腎ダメージが観察され、用量制限毒性は腎機能障害であることが示唆された。 結論として、本薬剤はオフターゲット効果を最小限に抑えつつ高い治療効果を発揮し、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対する新たなα線治療薬としての有望性が示された。 |
| 公表論文 |
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