研究助成

2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)

ストレス性体温低下を誘導する脳領域の探索

研究題目 ストレス性体温低下を誘導する脳領域の探索
年度/助成プログラム 2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
所属 岐阜大学 大学院医学系研究科 高次神経形態学分野
氏名 渡邊 将
キーワード ストレス性体温低下
研究結果概要 本研究は、ストレスに伴う体温低下の神経基盤を明らかにすることを目的とする。そのために、マウスを組織学的解析に供し、全脳で神経活動の変化を解析した。その結果、ストレス応答に関連する既知の領域に加え、従来あまり注目されてこなかった視床下部の特定領域で神経活動の上昇が認められた。この領域の活性化は、急速な体温低下を誘導することが報告されているため、今回のパラダイムでも体温を低下させうる。その一方で、本研究で用いたパラダイムは独自のものであり、従来のものとはそもそもの入力様式が異なる。それにもかかわらず同一の領域が活性化したことから、この領域が特定の状況だけでなく、マルチモーダルに体温低下を制御する領域である可能性が考えられる。ただし、当該の領域がストレス性体温低下を実際に制御しているかは改め化学遺伝学的実験で検証する。
公表論文