研究助成
2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
遺族のうつ病に対する「日本文化に適合したオンライン対人関係療法」の実施可能性検証試験
| 研究題目 | 遺族のうつ病に対する「日本文化に適合したオンライン対人関係療法」の実施可能性検証試験 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
| 所属 | 名古屋市立大学 大学院医学研究科 精神・認知・行動医学 |
| 氏名 | 利重 裕子 |
| キーワード | 遺族 / うつ病 / 対人関係療法(IPT) / オンライン心理療法 / 日本文化 |
| 研究結果概要 | 本研究は、日本文化特有の慣習や死生観に適合するよう修正した対人関係療法(IPT)を用いて、遺族のうつ病に対するオンラインIPTの実施可能性を検証することを目的として実施した。IRB承認後、主として医療機関からの紹介を通じて研究対象者を募集し、2026年5月までに10名の登録を完了した。研究期間中、1名はかかりつけ精神科医療機関の変更を伴う転医のため研究中止となったが、研究介入に起因するものではなく、安全性上の問題も認めなかった。残る9名はオンラインIPTを完遂し、完遂率は90%であった。また、介入終了直後評価は9名全員で完了し、介入終了3か月後評価についても8名で完了している。重大な有害事象は認められず、オンライン形式による介入提供においても大きな技術的問題は生じなかった。さらに、精神科医1名および公認心理師2名の計3名が介入を担当し、研究対象者も全国に分布していたことから、地域を問わない介入提供の実現可能性が示された。以上より、日本文化に適合したオンラインIPTは高い受容性と継続率を示し、良好な実施可能性を有することが示唆された。 |
| 公表論文 |
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