研究助成
2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
生体内代謝物の網羅的生理活性評価から挑むパーキンソン病分子病態解明
| 研究題目 | 生体内代謝物の網羅的生理活性評価から挑むパーキンソン病分子病態解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
| 所属 | 順天堂大学 大学院医学研究科神経学講座 |
| 氏名 | 笹澤 有紀子 |
| キーワード | パーキンソン病 / 代謝物 / リソソーム分布 / スクリーニング |
| 研究結果概要 | 本研究は、パーキンソン病(PD)の発症・進行に関与する責任代謝経路の特定と、それに基づく進行抑制治療薬候補の同定を目的とする。 申請者らが構築したリソソームの微小管形成中心(MTOC)集積評価系(SH-SY5Y安定発現細胞)を用い、生体代謝物ライブラリー(約630化合物)を網羅的にスクリーニングした。その結果、飢餓処理と同等以上の集積誘導活性を示す5化合物、および有意な集積阻害活性を示す22化合物を同定した。ヒット化合物には特定の代謝物群が多く含まれており、PD病態における新たな代謝経路の関与を示唆する知見を得た。 これらはいずれも既存の患者血清メタボローム解析では未検出の代謝物であったため、今後は個別質量分析によりPD患者での変動を詳細に検証する。さらに、変動が確認された責任代謝物の生成酵素ノックアウトマウスやを用いて、ドパミン神経脱落、運動機能、aSyn沈着への影響を個体レベルで検証し、PDの責任代謝経路の同定を目指す。 |
| 公表論文 |
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