研究助成
2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
ストレス脆弱性を規定する分子基盤の解明
| 研究題目 | ストレス脆弱性を規定する分子基盤の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
| 所属 | 熊本大学 発生医学研究所 ゲノム神経学分野 |
| 氏名 | 矢吹 悌 |
| キーワード | ストレス脆弱性 / Cav3.1 T型カルシウムチャネル / 興奮性・抑制性バランス / 局所脳回路 / デフォルトモードネットワーク |
| 研究結果概要 | 2023年度の研究助成を受け、申請者はマウスを用いた解析により、①mPFCにおけるGABA作動性抑制性神経細胞の過活動がうつ様行動を誘導すること、②ストレス負荷によるGABA神経活性化にCav3.1機能が重要であること、③T型カルシウムチャネル拮抗薬が繰り返しストレスによるうつ様行動を軽減することを明らかにし、英文科学雑誌に報告した(Acta Physiol. 2025; 論文リスト1)。これらの成果は、ストレス負荷によりmPFC局所回路の興奮・抑制(E/I)バランスが破綻し、うつ様行動へ至る過程においてCav3.1が分子基盤として関与する可能性を示すものである。現在、統合失調症で報告されたCav3.1 de novo変異(V1330E)に相当するマウス型変異を導入したノックインマウスを作製し、ストレス負荷に対する脆弱性や精神疾患様表現型を示すかを検証する計画である。 |
| 公表論文 | Yabuki Y.*, Hori K., Zhang Z., Matsuo K., Kudo K., Usuki S., Gadotti V.M., Chen L., Ueno S., Chiba S., Fukunaga K., Zamponi G.W. & Shioda N. Cav3.1 T-Type Calcium Channel Acts as a Gateway for GABAergic Excitation in the Medial Prefrontal Cortex That Leads to Chronic Psychological Stress Responses in Mice. Acta Physiol (Oxf). 241(5):e70043. (2025) |
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