研究助成
2023年度 医学系研究助成(基礎)
筋萎縮性側索硬化症において神経細胞死を抑制する分子機構
| 研究題目 | 筋萎縮性側索硬化症において神経細胞死を抑制する分子機構 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(基礎) |
| 所属 | 新潟大学 大学院医歯学総合研究科 ウイルス学分野 |
| 氏名 | 垣花 太一 |
| キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / ストレス顆粒 |
| 研究結果概要 | 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は、脊髄と脳幹の運動神経細胞の機能障害と細胞死によって引き起こされる。95%以上のALS患者の運動神経細胞の細胞質内には、ユビキチン化TDP-43凝集体が検出される。このTDP-43凝集体が神経細胞の機能不全と細胞死に関連するが、TDP-43凝集体形成メカニズムは未だ多くが不明である。近年、TDP-43凝集体形成に、ストレス顆粒形成異常が関与することが示唆されている。 ストレス顆粒は、主にmRNA、RNA結合蛋白質ならびに翻訳開始因子から構成されるmRNA-蛋白質複合体である。我々は、ストレス顆粒形成を抑制する蛋白質としてUSP10を同定していた(Sango et al., JBC, 2022)。最近我々は、USP10がシャペロン介在性オートファジーを抑制していることが明らかにした(Anisimov et al., JBC, 2025)。また現在、近傍ラベル法とプロテオミクス解析を組み合わせ、ストレス顆粒のプロテオーム解析を行い、ストレス顆粒形成を標的としたALS治療薬の標的を探索している。 |
| 公表論文 |
UPS10 inhibits the degradation of α-synuclein, a pathogenic factor associated with Parkinson's disease, by inhibiting chaperone-mediated autophagy.” J Biol Chem. 2025 May 24:110292. ストレス顆粒形成異常によるタンパク質凝集体形成” BIO Clinica 40(12),2025(1095-1099) |
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